調剤薬局では疾患別セグメントによるサンプリングが可能です。
疾患別セグメントの方法をお問い合わせいただくことが多いですので、どういったセグメントが可能かご紹介します。
1.処方箋によるセグメント
患者さんが処方される薬に合わせたセグメントが可能です。高血圧や糖尿病などの処方薬を処方されている方に限定した配布を行います。
メリット:処方薬によるセグメントですので配布間違いが、配布漏れの発生を抑えることができます。。
デメリット:処方薬によってはいくつかの疾患で処方されている薬もあるので、必ずしも処方薬と疾患の種類の紐づけが合致するものではありません。
2.薬剤師さんの口頭確認によるセグメント
薬剤師さんから口頭で疾患の確認を行って、対象の患者さんに限定した配布を行います。
「花粉症でおこまりでありませんか?」「お肌のかゆみでお困りでありませんか?」など口頭で確認し、お困りの方にサンプリングを実施します。
メリット:処方薬を服用はしていないものの、潜在的な疾患の悩みに対応可能なため配布対象者が多い。
デメリット:自己申告なので疾患に関する悩みが顕在化していない層も配布対象に含まれる可能性がある。
3.診療科目によるセグメント
皮膚科、整形外科、婦人科など、患者さんがどの診療科目からの来局なのか?を見て、対象となる診療科目の患者さんに限定した配布を行います。
メリット:診療科目に対応したクリニックのそばの調剤薬局で効率的に配布可能。
デメリット:疾患が限定される場合、配布対象者が絞り切れない。
疾患別と言っても、配布する内容や配布対象者のセグメントによってセグメント方法は変わってきます。
最近は未病の方(病気の予備軍)向けの配布のご相談が多く、社会としても未病のうちに対応することで医療費を抑えようという考え方もありますので、
「血圧高めではありませんか?」「血糖値は高めではありませんか?」などと口頭で確認して、「気になる」という患者様に配布するようなことが多くなっています。
疾患別で配布をご検討の際は何なりとご相談ください。